みなさんこんにちは、夫と同等に稼ぎたい妻、みんみんです。
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安心して子育てがしたい、親の老後が心配だ、夫の収入も不安定!!
こんな理由で在宅で月収50万円を目指しています!
詳しいプロフィール記事はこちら。
先日、ループテクニックを5つ紹介した記事を書きました(こちら)。
ビジネス系で何か真似できないかと思い、
2023年にバズっている3つの動画をピックアップし、
バズった理由を2つの視点から分析しました!
- 構成を調べるために時間ごとに区切ってみます
- バズった要素を抽出して共通点がないか調べていきます
今回は「たなけんのEC大学」さんの動画を分析させていただきます。
バズっているショート動画を分析し、構成やバズ要素を調査💡
今後のコンテンツ制作の引き出しを増やすための分析です。
「たなけんのEC大学」とは?ビジネス系で爆伸びしているチャンネル!
(画像元:株式会社GROOVE公式サイト)
「たなけんのEC大学」さんは、
Amazonマーケティングについてかなりディープに、
そして総合的に学ぶことができるチャンネルです。
特徴的だと思ったのはショート動画です。
元Amazonのトップセールスマンだった田中謙伍さん(以下、たなけんさん)。
経験に基づいたECサイトやビジネスの衝撃的な事実を、
1分間で分かりやすく教えてくれます。
ビジネス系は内容が固いため、
視聴者も見るのを辞めてしまいがちです。
しかしたなけんさんは、
Amazonだけでなく楽天やSHEINなどのテーマが多く
身近な話題として聞きやすいです。
今回はこの、ショート動画に絞って分析させていただきます。
特にループテクニックが美しいのです。
まず、1番最後に注目して見てください。
@amazonlabo #たなけん #Amazon #EC #SHEIN #D2C ♬ オリジナル楽曲 – たなけん@EC大学
最初に結論を伝え、接続詞で終わらせるテクニック
おおまかなショート動画の順番として
- 最初に結論
- 中盤に内容
- 結論につなげる接続詞で終わらせる
視聴者は接続詞のあとの結論を待って、最初にループしてしまう。
そう思い、細かく区切って分析していきます。
バズっている理由とは?動画を区切って分析!
動画1|直接Amazonに関係している内容
@amazonlabo♬ オリジナル楽曲 – たなけん – たなけん@EC大学
0:00~0:02 結論
「Amazonが楽天をつぶしに来た」
直接的な表現で、視聴者は「楽天どうなっちゃうの?」と思うはず。
0:03~0:06 何の話か説明
このショート動画は何についての動画か説明されます
0:07~0:13 発表された内容の説明
具体的なAmazonの発表内容です。
0:13~0:21 AmazonSEOの説明
AmazonSEOという、普通の人は聞かない単語の説明をし、共通認識を作ります。
0:22~0:26 発表により各企業はどうなったかの説明
この影響で各企業がどうなったかを説明します。
0:27~0:29 具体的な結論
楽天や自社サイトでECしている方の売上は下がる、という具体的な結論を提示します。
0:29~0:30 接続詞
「つまり」
この一言で終わります。
(ループ)0:00~0:02 結論
「Amazonが楽天を潰しに来た」
ループすると、最初の結論にたどり着きます。
面白いと思ったのは、楽天以外も打撃を受けているのに
「AmazonはECサイトを潰しに来た」という表現ではなく、
具体的に「楽天」と言っているところです。
冒頭のインパクトで必要なのは「大衆性」。
「楽天」にすることでより身近で、より具体性高い表現になり、
大衆の視聴者を引き付けているのではないかと思いました。
動画2|Amazonとは別のECサイトの内容
@amazonlabo♬ オリジナル楽曲 – たなけん – たなけん@EC大学
0:00~0:02 結論
「SHEINは世界のアパレルブランドへの復習だった」
0:3~0:12 SHEINとは何か、現状の説明
もはや誰もが知っている、としつつも
ユニクロ・GU・ZARAしか知らない層にも情報を共有し知識を揃えます。
0:13~0:16 SHEINの規模を説明
「新作が多い時には1日1万点を超す日もある。」
SHEINを知っている視聴者にとっても驚愕の数字が出ます。
0:16~0:18 問いかけ
「なぜこんなに安くトレンドを押さえた服を大量に作れるのか?」
SHEINを知らなかった層・SHEINを知っている層、
どちらに対しても興味付けが終わっているからこそできる質問ですね。
0:19~0:20 結論
「その答えは原価0円ブランドだからだった」
ここで少し納得するけれど、原価0円とは?となります。
0:21~0:29 SHEINの生産の説明
世界中のアパレルブランドが、
これまで商品を中国で安く生産してきた。
という歴史を知っている方は多いと思います。
0:30~0:35 SHEINの気づき
当然SHEINは、その余った生地が大量に破棄されていることに気が付きます。
0:36~0:47 SHEINが始めた事の説明
SHEINは中国中の工場から廃棄される良質な余った生地を『無料』で集め、
世界中で売れているアパレル商品をマーケティングの力で分析をし
トレンドを把握して徹底的にパクる。
そして原価0円の記事を使い工場で即生産にかかる。
0:47~0:51 問いかけに対する結論
世界中が中国を便利な工場として使い倒してきた結果、
SHEINは誕生してしまった。
0:51~0:54 結論
「その結果ファストファッション市場はSHEINに飲み込まれている」
0:54 接続詞
「つまり」
(ループ)0:00~0:02 結論
SHEINは世界のアパレルブランドへの復讐だった。
ここまで聞くと、SHEINは復讐心を持ってやったわけではないけれど、
「これまで世界は中国で商品を生産し安く使い倒してきた。しかしその結果、0円の大量の生地やトレンドの情報を得たSHEINが可愛くて安いファッションを生産することができるようになり、今度は安く使い倒してきた側のファストファッションを飲み込む結果となった」
これがストーリーですね。
動画3|AmazonもECサイトも関係ない、他のビジネス系の内容
@amazonlabo♬ オリジナル楽曲 – たなけん@EC大学
0:00~0:02 結論
「アパホテルは、無駄に500円高くすることで成功した」
0:03~0:05 アパホテルの説明
アパホテルと言えば誰もが知るリーズナブルなホテルチェーン。
一般常識を持ってきます。先ほどのSHEINと同じく「誰もが知る」を使って一般常識化します。
0:06~0:12 アパホテルのマーケティング戦略の説明導入
「あるものを還元するという仕組みだった。」
結論なのですが、「あるもの」と少し曖昧にしています。
これも先ほどSHEINの「原価0円ブランドだからだ」同様ですね。
0:13~0:0:19 ビジネスホテルに宿泊する会社員の仕組みの説明
一般知識としてビジネスマンがビジネスホテルを予約する行程を説明。
SHEINの「中国で安く大量生産されてきた」という部分と重なります。
0:20~0:26 アパホテルのアイデア
「そこでアパホテルは閃いた」こちらも、SHEINの気づきと同様です。
アイデアの説明があります。
0:26~0:30 そのアイデアの説明
500円宿泊費に上乗せする代わりに、宿泊者に500円のクオカードをプレゼントする戦略の説明。
0:30~0:33 ビジネスマンはどうなったか説明
「ホテルの支払いは会社だが、クオカードは会社員本人に手渡され喜ばれる。会社員から圧倒的な支持を得た。」
0:34~0:46 さらにアパカードを作り、アパホテルは結果としてどうなったか説明
会社員本人への還元が良いカードを作り、顧客の囲い込みに成功した。
0:46 接続詞で終了
「つまり」
(ループ)0:00~0:03 「結論」
「アパホテルは無駄に500円高くすることで成功した」
この結論は、一瞬「私たち損してた!?」という疑心から入るので視聴継続され、
アパホテルの上手い戦略に興味が続き、
最終的には「得していた」と満足感を得られる動画でした。
そして、ループして最初の結論が読まれる!
タイムテーブル比較
Amazonに関係している内容(約30秒) | Amazonとは別のECサイトの内容(約54秒) | AmazonやECサイト関係ない、ビジネス系(約45秒) | |||
0:00~0:02 | 結論 | 0:00~0:02 | 結論 | 0:00~0:02 | 結論 |
0:03~0:06 | これからする話の説明 | 0:3~0:12 | 『誰もが知る』SHEIN、現状の説明 | 0:03~0:05 |
『誰もが知る』
|
0:07~0:13 | 発表された内容の説明 |
0:13~0:16 |
SHEINの規模を説明 | 0:06~0:12 |
やや分かりづらい結論
|
0:13~0:21 | AmazonSEOの説明 |
0:16~0:18 |
問いかけ |
0:13~0:19 |
これまでの予約の仕組みを解説 |
0:22~0:26 | やや分かりづらい結論 |
0:19~0:20 |
やや分かりづらい結論『原価0円ブランドだった』 |
0:20~0:26 |
アパホテルのアイデア |
0:27~0:29 | 具体的な結論 | 0:21~0:29 | SHEINの生産方法の説明 |
0:26~0:30 |
そのアイデアの説明 |
0:29~0:30 | 接続詞 | 0:30~0:35 |
SHEINの気づき・アイデア |
0:30~0:33 |
ビジネスマンはどうなったか説明 |
0:00~0:02 | (ループ)結論 |
0:36~0:47 |
SHEINが始めた事の説明 |
0:34~0:46 |
アパカードを作り、アパホテルは結果としてどうなったか説明 |
0:47~0:51 |
問いかけに対する結論 |
0:46 |
接続詞 |
||
0:51~0:54 |
結論 |
0:00~0:02 | (ループ)結論 | ||
0:54 |
接続詞 |
||||
0:00~0:02 | (ループ)結論 |
最初の0:02までに結論を言うのは他の動画も共通でした!
SHEINの0:19~0:47とアパホテルの0:06~0:30までは完璧に共通した流れです。
- やや分かりづらい結論
- これまでの流れ
- これまでの流れからの気づき
- やり始めたことの説明
SHEINの動画は、やや分かりづらい結論の前に「問いかけ」をしたため、
最後の具体的な結論の前に問いかけの回答を入れています。
「問いかけ」→「やや分かりづらい結論」→上の共通の流れ→最終結論
最後、接続詞で終わることは共通
要素分析|動画の要素を抽出したら同じ型・ループさせる誘導があった!
<ショートムービーコンテンツ制作 5つの基本ルール>
- 大衆受けコンテンツ
- 最初の2秒はインパクト
- 最初の7秒までに最後までガッツリ見るメリットを理解させる
- ループが起きやすい動画が勝つ
- 面白いショートムービーの本質は凝縮
この5つの基本ルールがあると、ショート動画はバズリやすいと言われています。
たなけんさんの動画の要素を分析してみます!
大衆受けコンテンツ
Amazonや楽天、SHEINやアパホテルなど
『誰もが知る企業』の闇の部分を感じるエピソードや真実を紹介しています。
最初の2秒はインパクト
最初の2秒までに結論を言っています。
しかも闇っぽいので、興味が湧きます!
<インパクトを生み出す動画 6パターン>のうちの
- 圧倒的な大きなメリット 又は
- 見ないと損をするデメリット
例えば楽天など、自分が良く使うECサイト。
楽天が潰れると損をするんじゃないか、という可能性を感じてしまいます。
見ないと損をするデメリットですね。
かつ最初の結論は、やや分かりづらい表現になっています。
最初の7秒までに最後までガッツリ見るメリットを理解させる
一般論を説明しています。
『誰もが知る』私にも身近な企業の裏側や、闇の話が聞ける!
と思います。
ループが起きやすい動画が勝つ
接続詞で終わらせる。そして冒頭に戻って結論を聞く。
今回、私が注目するきっかけになったのはここです!
華麗にループしています(笑)
面白いショートムービーの本質は凝縮
タイムテーブルを見てもらうと、
- 2秒で結論(やや分かりづらく伝える。業界の闇っぽい結論。)
- 7秒までに一般知識を共有(身近な企業の有益な話だ、という印象を受ける)
- やや分かりづらい結論(興味付け)
- これまでの世の中の流れ
- そこから起業が気づいたこと
- 企業が始めた新事業の説明
- 具体的な結果
- 接続詞(つまり・だからこそ等)
ざっくりこの流れが共通しています。
本当に面白いですよね!
結論|ループテクニックの究極系「たなけん」さんは、動画の流れも綺麗に決まっていた。
動画の構成がすべてテンプレート通りになっている!
最初はループテクニックに「やられた!」と思っていたたなけんさん、
ループだけでなく話の流れの型も決まっていたとは…!
マーケターってすごいなと思いました(小並感)
この小並感な感情がなぜ起きたか。
それは、ショート動画の中に「マーケター」「マーケティング」という言葉も多用されています!
これはYouTubeロング動画への導線で、
ショート動画を見てから
と視聴者は思うからです。
Amazonマーケティングの動画をしっかり見ました(笑)
最後に
ビジネスやマーケティングの話って、難しいですよね。
たなけんさんのショート動画は身近で面白い内容です!
語りも聞き取りやすく良いテンポ感で
ご自身が出演者であることや、フリー素材の動画も多く入っており
飽きがこず、ずっと聞き入ってしまいます!
ここが入口となって
YouTubeロングの方でも「勉強してみたい!」と
思えるような流れでした!
プレゼント
今回このテンプレートを使って、実際に台本を作成しました。
初心者の私でも台本を書くことができました。
例として書いた台本の内容は
「スターバックスが6億の損失を顧みず、全店休業した話」です。
もしご興味持っていただけましたら、こちらをプレゼントさせていただきます。
右がテンプレートで、左に例文を書いています。
このマインドマップをプレゼントさせていただきます♪
公式LINEで送りますので
ぜひお気軽にお友達登録してくだい♪
これまで時間比較分析の記事を2記事、
別チャンネルを比較しています。
よかったら合わせて読んでくださると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
分析の際に読んだ本はこちらです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。